ドアノブの交換方法・費用・選び方
丸いドアノブをレバー式のドアノブに交換したい場合や、ドアノブの具合が悪い、ドアが開かない回らない、空回りするなど、修理交換が必要なときにはまずドアノブをはずさなければなりません。ドアノブが空回りして開かない場合は、中に入っているバネが外れていたり、ドアノブの心棒がすり減ってラッチボルトと呼ばれる三角のベロがノブと連動しなくなっているケースです。
ドアノブの取り外し方
ホーム空錠という鍵なしのタイプの取り外し方は、ノブ側面から握り玉を止めているビスを外し、握り玉を左回しすると取り外せます。反対側の握り玉も取り外し、中心に空いた四角い穴に調度良いサイズのマイナスドライバーを差し込んでひねればドアが開きます。ドアが閉じている時に見えないドア側面部分にあるネジも外し、ラッチを引き抜けば部品は全て外れます。円筒錠と呼ばれるプッシュ型の鍵付きタイプ(外からは開けるだけで鍵でロックできない)では、室内側のノブ根本にある小さな穴に金属のピンなどを差し込み、ロックをはずしドアノブを引き抜きます。次に台座のどこかにマイナスドライバーが入る程度の穴がありますので、そこにドライバーを差し込みこじ開けます。この時ドアに傷を付けてしまわないように慎重に作業してください。台座を外すと中にネジが二本見えるのでそれらも外したうえで、室外側からノブを引っ張るとドアノブはずれます。ドア側面のネジ・部品も同様に外します。ラッチボルトがはまるドア枠側の「箱受け」と呼ばれる金属部品は大抵そのまま使用できるのでドアノブ交換が済んでから行います。取り付けはこの逆の順番で進めますが、ラッチは左右が逆のドアでも使用できるように、上下逆でも取り付けることが出来てしまいますので、扉を閉めるときにラッチボルトの斜めの面が枠に向くように気を付けましょう。ドアノブの具合が悪くて交換する場合でも、ノブ自体が壊れることは少なく中のラッチの消耗であることがほとんどですので、大抵はラッチごともしくは、ドアノブはそのままでラッチのみ交換することになるかと思います。
ドアノブの交換費用と選び方
ドアノブの交換費用は部品の値段により大きく変わるため一概には言えませんが、ラッチは安いもので千円前後からあり鍵屋に交換を依頼しても数千円程度です。交換するドアノブの選び方ですが、ドアハンドルの中心位置からドアの端までの距離を「バックセット」といい、これが交換前の物と合っていないと取り付け出来ません。ドアの暑さ、丸座の直径、フロント板の長さと幅、なども合わせなくてはなりませんので、面倒であればメーカー名を確認したうえでプロの鍵屋に相談した方が良いかと思います。